メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

Nick Adamsくん WICKED TOUR 契約延長のお知らせ

2014年11月09日 | 国外・舶来エンタメ

Nick AdamsくんがWICKEDの1st National TourにてFiyero役を務めはじめてから早や9か月。

既にご存じの方も多いかと思うけど、当初ラスベガス公演で終了だった彼の契約は伸びて来年の3月15日のLos Angels公演までとなった。
この秋冬にアメリカ西海岸へお出かけの方は是非「史上最高のDancing Through Life」をご覧になってはいかがだろうか。

今後の公演地は以下の通り。

カリフォルニア州サンディエゴ 11月12日~12月7日
カリフォルニア州ロサンゼルス 12月10日~3月15日

あ、最近のNickくんのインタビューでこんなのもあるよ♪
つくづくLadyちゃんは幸せなわんこだね
ぜひご一読を!!

http://www.ragemonthly.com/2014/11/05/taking-the-yellow-brick-road/

 


メガヒヨ in NY2014 その2《ROCKY編》

2014年11月03日 | NEWYORK

NYで二日目に観た演目はROCKY。
シルベスター・スターローン主演のあの映画を原作としたものである。
有名な映画ということと、作詞作曲が『Ragtime』や『Seussical』で好きなLymm AhrensとStephen Flahertyのコンビだから観てみようと思った。
それに主演はAndy Karlさん!

『Legally Blonde』のセクシーな宅配屋さん『Wicked』のFiyeroを演じてきた。
ちなみにメガヒヨが勝手に任命した"Broadwayノンケ四天王"の一人である。
(ほかの三人はWill Swenson、Christian Borle、Will Chaseだよ。敬称略。)
歌やダンスもいいし、ステージドアでは親切だったのでひいきにしたくなる俳優さん。

劇場はWinter Garden Theater。
古くは『Cats』のロングラン、最近は引っ越し前の『Mamma Mia!』が上演されていた。
メガヒヨの買った席は座席表だと最前列に見えるが、実際は前方にロタリー席が設置されていた。

センターオーケストラ前方列はGolden Circle Seatと呼ばれ、終盤のロッキーとアポロの対決の際には舞台上に上がり試合の観客として応援することが出来る。
対象の観客はチケットチェックの際にこんなストラップをもらえるよ。(持ち帰り可)

ストーリーはほぼ映画通りに進み、ロッキーの部屋、エイドリアンの勤めるペットショップなどのセットもなかなか凝った造りだった。
楽曲は期待が大きかったけれど、映画オリジナル曲の前には存在感薄し。
エイドリアン役のMargo Seibertさんがとても澄んだ声をしているので、ソロ曲♪Rainingやロッキーとのデュエット曲♪Happinessなどは良かったかな。

あ、映画の数々の名シーンだけど、しっかり再現されていたよ!
階段でバンザイするところ、精肉工場で牛肉をフルボッコするところ、あと生卵ゴクゴクももちろんやっていた。
映画では5個以上割っていたけれど、舞台では3個。
ちゃんと殻から割っていたので多分本物。
きっと口に含んだだけですぐに舞台袖に引っ込んで吐き出すのではと、メガヒヨは高をくくっていた。
しかしその後も長いこと舞台に留まり、腕立て伏せなどのトレーニングをこなしていた。
多分あれはちゃんと飲んでいるのではないかと思う。

ロッキーとアポロの決戦を前にした第二幕の後半、案内のスタッフさんが来た。
誘導されるままに舞台に上がり、上から順番通りにベンチに座る。
するとリングが縦の状態で上から降りてきた。ステージ上で90度回った後、メガヒヨ達が座っていた客席の上にスライドした。
なるほど、手荷物を席に残さないように入口で注意されたのはこれが理由だったんだね。


(写真は終演後のリング。多くのお客さんは間近に二人の対戦を楽しむことが出来る。)


二人の対戦はミュージカルとは思えないほど迫力に満ちていた。
血のりも使って、映画そのまんま!!
応援にも身が入ったよ!!


そうそう。メガヒヨが後にも先にも最高の作品と讃える『Priscilla』にアボリジニのジミー役で出演していたJames Brown III世くんがSugar Jackson役で出演していた!!
彼はほんっと仕事が絶えないね。
Priscillaの直後も『Ghost』、『Wicked』に出演したりDance Captainをつとめたり。あ、今度NBCの生放送Peter Panにも出るって!!
それに俳優の仕事だけでなくてファッションデザイナーとしての一面もあるんだよ。マルチ才能の人って本当にいるんだね。


Andy Karlさんにも写真とサインをいただくことが出来た。
Legally BrondeやWickedの頃と比べるとだいぶ落ち着いた感じになったかな。
もちろんそのときより歌もブラッシュアップされており、Broadwayのトップスターにふさわしい風格。
シルベスター・スターローンにはあまり似ていないけれど、実力派の彼がこの役にキャスティングされたのも分かる気がする。 

ぜひともご本人に「あのタマゴは本物ですか?本当に飲んでいるんですか?」と聞いてみたかったけど、ちょっとハードル高かったな。
もし仮に質問出来たとしても実際のことは教えてくれない気もするけど…(笑)

蛇足。
これは勝手な推測なんだけど、このミュージカルって翻訳上演の可能性が高い気がする。
いわゆる芸能人キャストでやりそう。香取慎吾さんあたりを主役にして企画が進みそうだ。
でもって、ゴールデンサークルシートなんて30,000円くらい取るんじゃないかな(笑)
それ位払ってもジャニーズファンなら来るものね。Rocky世代の人達もお金いっぱい持ってるし。

でもメガヒヨは素敵なAndyのロッキーを観ただけで十分。おなかいっぱい。
いいショーだっただけに早くも8月で打ち切りになってしまったのが残念だったな。
もっと多くの人に観て欲しかったと心から思うのだった。